topimage

2017-08

娘の命を奪ったFIP (菜乃葉4回目の命日) - 2012.12.22 Sat

今日12月22日は、愛しい菜乃葉の命日です。

あれから4年の時が流れました。

FIPという恐ろしい病気に連れて行かれてしまった

愛しい、大切な命の、すべてが止まった日。

今でも、FIPが怖い。

今でも、FIPが憎い。

心の底には、そういう気持ちが消えていないのが本音です。






余命宣告2週間は、短かった。

FIPについて調べていても、追いつかない早さだった。

何が正しくて、何が間違っているのか

正常な判断ができなくなっていた。


P1000182菜乃葉


ただ、ただ、遠くに連れて行かれないように

ぎゅっと抱きしめる事しかできなかった。



決して、裕福な家庭ではないから

藁にすがりたくても、高価な物は与えられなかったし

食欲が、どんどん低下して行くのに

強制給餌すら、もう出来ない状態だった。


私が、FIPについての情報を簡単に公開しないのは

その時、側にいる家族が「冷静」でいられない事を知っているからです。





12月9日に、腸重積を起こした菜乃葉は

緊急オペを受けました。

その時、すでに腹水が溜まっていたので

腹水や腸壁から細胞採取をし外注検査に出す事が可能でした。


検査結果から、FIP(ウェット)と診断されました。

コロナウィルスの抗体値は、MAXの12万でした。(4年前です。)

インタフェーロンも使用しませんでした。



それでも、「奇跡」を信じたい気持ちと

FIPでボロボロになって行く菜乃葉の現実が

心の中で入り乱れて、葛藤するばかりでした。


2009.7.17菜乃葉1



けれど、子供達には、ちゃんと説明をしました。

3人の子供達は、黙って、俯いたまま

泣いていました。





4年前、担当獣医師のF先生はお休みで

F先生から指示を受け継いでいた内科医のK先生が仰いました。


「最後に1つ延命の手段があります。輸血です。」



医療センターには、輸血の為の猫さんがいました。

貧血の数値が、とんでもないことになっていて

口の中も真っ白になっていた。

生きているのが不思議だということも。


けど、輸血のショックで、そのまま亡くなる可能性があること。

輸血をしても、1週間ほどの延命にしかならないこと。

初めて、獣医さんの前で大泣きしました。

「私には選択できません;」と。


K獣医師の目も、真っ赤でした。

「ここの部屋を自由に使ってください。
 御家族と連絡が取れれば、相談なさってみてください。」

泣きながら、勤務中のパパさんに連絡しました。

「どうしたらいいの;どうすればいいの;わからないよ;」

パパさんの答えは、、、


「家に連れて帰ってきて。」でした。





もう歩く事も、ほとんど出来なくなっていて

食べる事も、排泄も困難になっていました。


そして帰宅してからの菜乃葉は

私達から、身を隠そうと這って移動していました。



動物さんの本能なのだそうです。

敵から、最後まで身を守るため

亡骸を隠そうとする行為です。


私達は、菜乃葉の本能を優先しました。

本当は、抱きしめていたかったけど

側にいたかったけど

菜乃葉が、自分で、自分の最後の力で旅立とうとしているのなら

影で見守る事を選んだのです。



20111208菜乃葉C


2日早かったけど

クリスマスを知らない菜乃葉に教えてあげました。





日にちが変わる少し前

2階から降りてきた、次女っ子が

「ママ!菜乃葉が!菜乃葉が…」


隣の部屋に待機していた、私とパパさんは

慌てて、菜乃葉の側に行きました。


そこには、、、

可愛かった、フワフワのノルウェージャンの姿も

キラキラしたビー玉のような輝く瞳も

全てが変わり果て、ボロボロになった菜乃葉がいました。


私は、急いで毛布を剥ぎ取って

心臓マッサージをしていました。

「菜乃葉、行っちゃダメ!菜乃葉、帰っておいで!」

もちろん、獣医学を学んだわけでもない素人です。

猫さんの心臓の、ちゃんとした場所なんて把握してません。

蘇生方法も勉強していません。

ただ、汗をビッシリかくほど

何度も、何度も、止まった心臓をマッサージしました。



当時、小学生だった長男が泣いていました。

菜乃葉の異変に気づいた次女っ子は

仕事に出ている長女に連絡していました。

パパさんは、初めて声も出さずに泣いていました。


それでも、諦めない!

クリスマスも、お正月も、1歳の誕生日もまだじゃんか!

菜乃葉、菜乃葉、菜乃葉!と叫びながら

マッサージを続ける私に

「もうやめてくれ;」というパパさんと

「奇跡が起きるかもしれないじゃん!」という次女っ子が

何やら言い争っていた記憶があります。



何分ぐらい、そうしていたのか

覚えていません。

「菜乃葉が生き返っても、またFIPなんだぞ…。」

そう言ったパパさんの言葉を聞いて

蘇生しようとしていた手が止まりました。

現実に、引き戻されたんでしょうね。


そう、あの時、生き返ったとしても

また、恐ろしい、苦しいFIPと闘うだけなのだ。と…



20120815菜乃葉C


2008年12月22日 享年11ヶ月

一緒に過ごした期間 8ヶ月

菜乃葉は、旅立ちました。

*************************************************************

あれから今日で4年

それでも鮮明に蘇る記憶

忘れられない愛しい命

子供に恵まれなかった、再婚同士の私達夫婦にとって

かけがえのない、娘でした。


菜乃葉を喪ってから、私は「死後の世界」について調べ続けました。

宗教問わず、あらゆる本を読みました。

天国や、虹の橋は、本当にあるのか。

本当に、そんな場所があるのか。

真実は、わからないままです。



20121222花A


私が、今でも菜乃葉に出来る事は限られています。

こうして花を飾ったり、お線香をあげたり

食べられそうな食事を供えたり

そして、菜乃葉を忘れない事。

菜乃葉への気持ちを持ち続ける事。

FIPと闘った菜乃葉を、ほめてあげる事。


菜乃葉 ありがとう。

菜乃葉 ありがとう。




20121222瑠菜A

瑠菜:おねーにゃん。もう苦しくにゃいかにゃ?


仏壇を掃除していたら

普段は興味を示さない瑠菜が

菜乃葉になにやら話しかけているようでした。

瑠菜には、菜乃葉が見えるのかなぁ?

瑠菜には、菜乃葉の言葉が聞こえるのかなぁ?

そんな事を考えつつ

菜乃葉の仏壇を眺める瑠菜の頭をナデナデしました。

瑠菜、ありがとうね^^。

*************************************************************

今日は、命日という事もあって長文にお付き合い頂きありがとうございました。
まだ、心の整理がつかない部分もあります。
FIPという病気が、恐ろしい病気である事は
4年たった今でも変化はありません。

ペット(←この言葉好きじゃありませんが)産業となった日本
それでも、獣医学は後進国だという現実。
人間の医学と比較すると10年は遅れていると言われています。

犬は防犯対策(番犬)、猫は害虫などの駆除としての歴史
その名残も、まだ見受けられます。

けれど、私がブログを書き始めて
動物さんを大切に、家族として生活している方々と
沢山知り合う事ができました。
沢山支えて頂きました。
ありがとうございます。

時の流れと共に、FIPが風化せず、新たな発見、治療法が見つかる事
切に祈ります。


さて、ここからは◆お知らせ◆です。

以前、パパさんが短期間(飽き性ですみません^^;)ですが
運営していたブログがあります。

【菜乃葉とパパの日記】

こちらは、閉鎖いたしますが記事だけ残すという事です。

そちらから3つの記事を抜粋しておきます。

●猫IBDについて

●猫コロナウィルスについて

●猫FIPについて



*管理人の都合により現在ブログは不定期更新とさせていただいております。
皆様のところへの訪問や、コメントのお返しもゆっくりできませんが
御理解いただければ幸いです。宜しくお願いします。





…*★*…………いつも訪問ありがとうございますφ(・ω・*)
にほんブログ村 猫ブログ 猫 闘病生活へ
にほんブログ村

にほんブログ村 恋愛ブログ パートナーの不倫へ
にほんブログ村
……………*★*…(*´I`)σ上のバナーをクリックしていただけると喜びます♪

● COMMENT ●

4年たった今でもほんとにあの時のことを鮮明に覚えていらっしゃるのですね。
時間とともにたいていのことは風化していってしまうものですが菜乃葉ちゃんは愛香さんにとっては特別な存在な子でしたもんね。
何より短すぎる猫生でしたもんね。今現在でもFIPの治療があまり進んでいないということは1歳を迎えることができないまま虹の橋を渡ってしまう子がたくさんいることでしょう。
でもいつの日かFIPが治るとか、予防できるワクチンとか・・・
獣医医療が進むことをいつも願いたいです。

菜乃葉ちゃん・・・あなたのママは今でもあなたを忘れてなんかいないし
ずっと一緒に生きています。いつの日かずべての猫さんのどんな病気でも治せる日が来るように祈っていてね。ぽち☆

◆御返事◆

●ノルラン様
そうですね…特別な出逢いをして、あっという間にいなくなってしまったけど
記憶としては鮮明に残っています。
ただ当時はFIPに対する知識が全くなくて、獣医師さんからの説明も
ちんぷんかんぷんでしたね;
ネットで調べても「助からない」現実ばかりで。
以前、ネットでこうして知り合っただけなのに、菜乃葉はもういないのに
わざわざ菜乃葉に会いに来てくださったこと忘れません。
あの時、いろんな話を、お互いしましたねー!
ブログに書けない、お互いの心情とか。
またいつか里帰りする機会があれば、お会いできたら光栄です!
ノルランさん
菜乃葉を覚えててくださって感謝しています。
ありがとうです。


管理者にだけ表示を許可する

神崎家からミシェルちゃんへ (ワンニャンズ計画!) «  | BLOG TOP |  » 薬箱から出てきた1通の手紙

◆Aika.Kanzaki◆

神崎愛香

Author:神崎愛香
 
 
(。・"・)o翼のはえた菜乃葉と一緒に旅をしています♪

たまに頭の中のネジがとれたりするらしい。
管理人の病気
・免疫疾患
・ニューロン疾患
・線維筋痛症
・高カリウム血症
etc
人生最後に選んだのは僧侶だとか。

◆蒼香院にて各種承ります! 
 完全無料の尼僧の修行中
 命の尊さを重んじ御縁を大切
 にし
 皆様の御役に立てれば幸いで
 す。
 詳細は蒼香院のカテゴリーか
 ら
 御覧くださいませ。
 直接メールや電話でも
 御相談承ります。

◆猫blogを中心に家族の事や 
 日々の徒然を綴っています


●カメラ

SONY NEX-3

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

カテゴリー

◆菜乃葉/Nanoha (125)
 ●日常生活 (14)
 ●遊び/探検/おしゃれ (8)
 ●成長 (5)
 ●病気(退院まで) (21)
 ●FIPと共に (13)
 ●介護 (2)
 ○旅立ちから (57)
◇ママへ◇ (5)
◆珠稟/Syuri (175)
 ●病気(2009.1~2010.1) (3)
 ●慢性腎不全(2010.2/18~ (20)
 ●FIP(確定診断ナシ2010.6/27~ (25)
 ●隠れた病気を探して(2010.11/5~ (27)
 ●角膜潰瘍 (20)
 ●慢性膵炎 (2)
 ●IBD(確定診断ナシ (7)
 ●IBD(確定診断2017.1/4~ (3)
 ●肥大型心筋症(初期)2013.3/24~ (1)
 ●糖尿病(2017.8.14~ (1)
 ●歯肉炎・抜歯 (8)
 ●自己免疫介在性疾患 (6)
 ●その他/通院記録等 (25)
 ●ホメオパシー治療 (3)
 ●病歴まとめ (2)
 ●検査結果表 (5)
◆瑠菜/Runa (32)
 ●慢性腎不全(2011.11~ (3)
 ●コレステロール (2)
◆葉暖/Hanon (31)
◆由珠/Yuzu (23)
 ●嘔吐&検査等 (2)
◆ニャーちゃんズ◆ (126)
 ●日常生活 (64)
 ●病気/通院 (27)
 ●成長 (23)
 ●育猫 (6)
 ●ぷちネコマンマ (6)
◆乃愛/Noa (17)
 ●日常生活 (5)
 ●病気/通院 (6)
 ●成長 (4)
◆命医学 (0)
◆蒼香院ファミリー (13)
◆ママのこと◆ (82)
 ◇つれづれ (14)
 ◇スピリチュアル (3)
 ◇思い出 (8)
 ◇難病&鬱病など (34)
 ◇音楽 (2)
◆神崎家◆ (115)
 ◇パパさん (7)
 ◇おこちゃま (35)
 ◇まごっち (4)
 ◇かぞく (24)
◇ペロペロ&まる (4)
 ○その他○ (15)
**ごあいさつ** (22)
◆探しています (1)
◆蒼香院◆ (32)
 ◇蒼香院お知らせ (5)
 ◇蒼香院つれづれ (18)
 ◇天空法話 (9)

◆菜乃葉/Nanoha◆

●ノルウェージャン女の子
ブラウンマッカレルタビー&ホワイト
●2008年12月22日永眠

菜の花畑1DTP


◆子供に恵まれなかったパパ&ママの所に娘としてやってきた。
甘えん坊で超ビビリさん。いつもママの後ろにくっついていた。
猫IBD、腸重積の末 FIP(ウエット)を発症。
2008年12月22日 生後11ヶ月の時永眠
今は背中に翼がはえて、ママと旅をしている。
                                                              

◆珠稟/Syuri◆

●ノルウェージャン女の子
ブラックシルバークラシックタビー&ホワイト
●2008年10月2日生まれ
          

珠稟プロフ


◆一度はママに「さようなら」と言われたけれど…
珠稟の瞳に強く惹かれたママが、どうしても一緒に暮らしたかった子
賢くて、とても優しい性格。
悲しい時や辛い時、そっと寄り添ってくれる。
1歳4ヶ月の時、慢性腎不全になり
高Ca血症、慢性膵炎、角膜潰瘍になる。
2010年8月左目の視力低下


珠稟プロフ20108


◆瑠菜/Runa◆

●ノルウェージャン女の子
ブラックマッカレルタビー&ホワイト
●2008年10月29日生まれ

瑠菜プロフ


◆いつもボーっとしていてマイペース。
天然猫とも呼ばれているっぽい!
でも力が強くて、喧嘩は誰にも負けない。
用事があるときだけママを呼びに行く。
お昼寝が大好き♪
超ビビリさんで、よく驚いて飛び上がっている。


瑠菜プロフ20108


◆葉暖/Hanon◆

●ノルウェージャン女の子
ブルーマッカレルタビー&ホワイト
●2009年2月21日生まれ

P1000708葉暖P


◆2008年12月22日に旅立った菜乃葉の妹でペットショップの御好意で我が家にやってきた。
お姫様気質が強くて、神崎家で一番偉いと思っている。
でも、まだまだオコチャマで1人じゃ眠れない。やんちゃ姫と呼ばれている。
狩りが得意で、何かしら捕まえてはママをビックリさせている。


葉暖プロフ20108


◆由珠/Yuzu◆

●ノルウェージャン女の子
ブルーマッカレルタビー&ホワイト
●2009年7月30日生まれ

由珠プロフ


◆おじいちゃんのお家に行く予定だったけど…
神崎家に居残り決定!
4ニャンズの末娘
甘え上手で、お姉にゃん達にスリスリ
パンチで攻撃されてもめげずにスリスリ(笑)
得意技は「ぴゃぅ!」って鳴く事!
好奇心旺盛で、お姉にゃんのストーカーになることも。


由珠プロフ20108


◆乃愛/Noa◆

●パピヨン女の子
ホワイト&ブラウン
●2010年7月20日生まれ

乃愛プロフ


◆2年近く悩んだ末
犬が苦手なママの心にすんなり入ってきた。
神崎家の救世主として期待されている。


カレンダー

プルダウン 降順 昇順 年別

07月 | 2017年08月 | 09月
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -


最新記事

最新コメント

リンク

このブログをリンクに追加する

Blog内検索

ありがとうの数字